煙草に含まれているニコチンは汗をかく汗腺の働きを活発化させる

煙草に含まれているニコチンは汗をかく汗腺の働きを活発化させる

喫煙者のみなさんにとっては、堂々と煙草を吸いにくい世の中になってきました。
公共の施設は元より、飲食店や会社の中でも分煙がすすみ、テレビでは禁煙対策の商品や禁煙を勧めるCMが、次々に放映されています。

 

喫煙による弊害は、昔から注意喚起されてきました。
喫煙をすることによって、身体の部位を問わずがんになる確率が、喫煙しない人に比べて飛躍的に上がる事や、肺気腫や慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患など、呼吸器系の疾患に罹るリスクが増えます。

 

その他にも、ニコチンによる中毒性も忘れてはいけません。
ニコチンは、依存性が高く、いくら煙草をやめようと思っても、自分の意思の力だけではどうにもならない事がほとんどです。
高い依存性の為に、煙草がいくら値上がりしてもやめられず、金銭的な面でも負担は大きくなってきます。

 

また、喫煙によって身体の内面的なものだけでなく、煙草を吸うことによって歯が黄ばむ、虫歯や歯周病になりやすくなるスモーカーズフェイスと呼ばれる老け顔になってしまうという外見的な弊害も起こります。
そして、実は体臭にも大きな影響があるのです。

 

喫煙者の方の側にいくと、必ず衣服から煙草の匂いがしますし、話す時の口臭にも煙草の匂いが混じっています。
夏場で汗をかいて、汗臭くなった所に煙草の匂いが混ざり合うなど、煙草を吸う事で体臭が悪化してしまうのです。
煙草に含まれている多くの有害物質の中には、排気ガスに含まれる一酸化炭素や、トイレのような匂いのするアンモニアなどの物質も含まれていて、それらは全て煙草の煙として吐き出され、服についたり、髪についたり、口臭となり体臭となります。

 

また、煙草を吸う事で、人間は汗をかきやすくなります。
煙草に含まれているニコチンは、汗をかく汗腺の働きを活発化させるのです。
人の汗腺は、エクリン腺とアポクリン腺という二種類があり、エクリン腺は、さらっとした汗が出て、アポクリン腺は黄色く、粘り気のある汗が出る汗腺です。

 

そして、アポクリン腺はわきがの原因とも言われています。
このアポクリン腺から出た汗とわきの下の雑菌が混ざり合うと、わきがの独特の匂いになるのです。
汗をかくと、人は汗臭い匂いを発生させます。

 

それが、煙草を吸うことでより発汗が促されると、それだけ様々な物質が混じり合い、体臭はきつくなっているのですが、喫煙者のみなさんは煙草の匂いに慣れているので、自分の匂いに気がつかない事がほとんどです。

 

もし、仮に煙草臭いと思っていても、なかなか本人に面と向かって指摘しにくいのも事実です。
人の匂いというものは、本当にデリケートな事だからです。

 

喫煙者のみなさん、もし何となく周りの人から距離を置かれたり、話す時に変な顔をされる事があったら、それはもしかしたら、みなさんの体臭の問題かもしれません。
歯磨きやボディスプレーなどの匂い対策は出来るかもしれませんが、根本的な解決には禁煙が一番有効です。